オンライン英会話を始めたいけど、不安で踏み出せない。
「何を話せばいいか分からない」「英語が出てこなかったらどうしよう」「画面越しに外国人と話すのが怖い」——そう感じるのは、まったく普通のことです。
ただ、不安の正体はほとんどの場合「初回レッスンで何が起きるか分からない」ということに尽きます。
この記事では、初回レッスンの具体的な流れ、事前に準備しておくべきこと、そしてよくある不安への答えをまとめます。読み終わる頃には「それなら大丈夫そう」と思えるはずです。
オンライン英会話の初回レッスンはどう進む?
初回レッスンが不安な最大の原因は、「何が起きるか分からない」ことです。
逆に言えば、流れを知っておくだけで不安はかなり減ります。多くのオンライン英会話サービスで、初回レッスンはだいたい同じような流れで進みます。
最初はあいさつと簡単な自己紹介から始まる
レッスンが始まると、まず講師が笑顔であいさつしてくれます。
「Hi! How are you?」「Can you hear me OK?」くらいの簡単なやり取りから始まるので、構える必要はありません。
そのあと、簡単な自己紹介を求められることが多いです。聞かれるのはだいたいこんな内容です。
- What’s your name?(お名前は?)
- Where do you live?(どこに住んでいますか?)
- Why do you want to study English?(英語を勉強したい理由は?)
長く話す必要はまったくありません。実際のやり取りはこのくらいのイメージです。
Teacher: Hi! What’s your name?
You: My name is ○○.
Teacher: Nice to meet you, ○○! Why do you want to study English?
You: For travel.
Teacher: Great! Do you like traveling?
本当にこの程度で大丈夫です。講師が質問してくれるので、短く答えるだけでレッスンは進みます。文法が間違っていても、発音がカタカナ英語でも、まったく問題ありません。講師は「正しく話しているか」ではなく「コミュニケーションが成立しているか」を見ています。
レベル確認や学習目的を聞かれる
初回レッスンでは、講師が今の英語レベルや学習の目的を確認してくれます。
「How long have you studied English?」(英語はどのくらい勉強していますか?) 「What do you want to focus on?」(何を重点的にやりたいですか?)
こう聞かれても、うまく答えられなくて大丈夫です。たとえば「How long have you studied English?」なら「In school… 6 years. But I forgot.」くらいのカタコトでも十分伝わります。「What do you want to focus on?」が聞き取れなければ、「Sorry, one more please?」と聞き返せばOK。講師は聞き返されることに慣れています。
講師は初心者の対応に慣れているので、こちらが詰まっても待ってくれますし、「Do you want to practice speaking? Or reading?」のように選択肢を出して助けてくれます。完璧に答える必要はなく、何かしら反応を返すだけでレッスンは進みます。
教材に沿って進むので話題を考える必要はない
「25分間、何を話せばいいんだろう」と不安に感じる人は多いですが、心配はいりません。
ほとんどのサービスでは、レッスン用の教材が用意されています。講師が教材に沿って質問を出してくれるので、自分で話題を考える必要はありません。
たとえば初心者向けの教材だと、「絵を見て単語を答える」「短い文を講師のあとに続けて読む」「講師の質問に1文で答える」といった内容が中心です。画面に教材が表示された状態で進むので、「次に何をすればいいか」は常に画面を見れば分かります。
フリートークを選ばない限り、教材の流れに沿って答えていくだけでレッスンは進みます。初回は必ず教材レッスンを選んでください。フリートークは話題を自分で考える必要があるので、初回には向きません。
分からなくても講師がリードしてくれる
オンライン英会話の講師は、初心者が何に戸惑うかを知っています。
こちらが言葉に詰まったら、ゆっくり言い直してくれたり、チャット欄に文字を打って見せてくれたり、簡単な単語に言い換えてくれたりします。
たとえば講師が「What do you usually do on weekends?」と聞いて、こちらが黙ってしまったとします。すると講師は「Do you stay home? Or go out?」と簡単な選択肢に変えてくれたり、チャット欄に「weekend = 週末」と日本語を書いてくれたりします。
「分からなかったら終わり」ではなく、「分からないところを助けてもらえる」のがレッスンです。完璧に話せる必要はありません。むしろ、分からないことがあるほうが学びになります。
25分はあっという間に終わる
レッスン前は「25分も英語で話すなんて無理」と感じるかもしれません。
でも実際に受けてみると、自己紹介やレベル確認で最初の5分くらいが過ぎ、教材に沿ったやり取りであっという間に残りの時間が消えます。多くの人が「思ったより短かった」と感じています。
緊張で体がこわばっていても、5分もすれば少しずつ慣れてきます。最初の5分を乗り越えれば、あとは流れに乗るだけです。レッスンが終わったあとに「もう終わり?」と感じたら、それは体験がうまくいった証拠です。
初回レッスン前に準備しておくと安心なこと
初回の不安は、少しの準備で大きく減らせます。
完璧に準備する必要はありません。以下の3つだけやっておけば十分です。
自己紹介を2〜3文だけ用意しておく
レッスン冒頭の自己紹介は、ほぼ確実に求められます。
あらかじめ2〜3文だけ用意しておくと、最初の緊張が一気に和らぎます。
たとえばこんな感じです。
- My name is ○○.
- I live in Tokyo.
- I want to study English because I like traveling.
これだけで十分です。暗記する必要もなく、メモを見ながら読んでもまったく問題ありません。オンライン英会話は画面の下にメモを置いておけるのが大きなメリット。対面の英会話教室と違って、カンペを見ても誰にもバレません。
仕事の理由で始める人なら「I need English for my job.」、趣味なら「I like watching English movies.」のように、自分に合う理由を1文入れておくと自然です。
困ったときに使えるフレーズを手元にメモしておく
レッスン中に「何て言えばいいか分からない」場面は必ず来ます。
そのとき使える定番フレーズを、紙やメモアプリに書いて手元に置いておくと安心です。
- Could you say that again?(もう一度言ってもらえますか?)
- Could you speak more slowly?(もう少しゆっくり話してもらえますか?)
- What does ○○ mean?(○○はどういう意味ですか?)
- I don’t know how to say it in English.(英語でどう言えばいいか分かりません)
- Could you type it in the chat?(チャットに書いてもらえますか?)
特に「Could you type it in the chat?」は覚えておくと便利です。講師の英語が聞き取れなかったとき、チャット欄に文字で表示してもらえれば理解できることが多いです。
これらは「分からない」と伝えるためのフレーズなので、使うこと自体がまったく恥ずかしいことではありません。むしろ講師側は、こうやって質問してくれる生徒のほうが教えやすいと感じています。黙り込んでしまうより、「分からない」と伝えてくれるほうが助けようがあるからです。
カメラON/OFF、マイク、通信環境を事前に確認する
技術的なトラブルは、レッスンの不安を余計に増やします。
レッスン前に確認しておきたいのはこの3つです。
- カメラ:サービスによってはカメラOFFでもレッスンを受けられます。顔を見せるのが恥ずかしい人は、最初はOFFで始めてもOKです。慣れてきたらONにすればいいだけなので、最初から無理する必要はありません。
- マイク:イヤホンやヘッドセットを使うと、音声がクリアになって聞き取りやすくなります。スマホの内蔵マイクでも問題ありませんが、周囲の音が入りやすいので、できれば静かな場所で受けてください。
- 通信環境:Wi-Fiが安定している場所で受けてください。通信が不安定だと音声が途切れてストレスになります。不安なら、レッスン前にブラウザでサービスの接続テストページを試しておくと安心です。
レッスン開始の5分前には接続テストを済ませておくと、落ち着いた状態でレッスンに入れます。直前にバタバタ準備すると余計な緊張が生まれるので、少しだけ余裕を持っておくのがコツです。
初回レッスンでよくある不安と答え
ここまで読んでもまだ不安が残る人のために、初心者がよく感じる不安とその答えをまとめます。
英語が出てこなかったらどうする?
出てこなくて当然です。そのためのレッスンなので、気にする必要はありません。
言葉が出てこないときは、先ほどメモに用意した「I don’t know how to say it in English.」を使えば大丈夫です。講師が「What do you want to say? In Japanese is OK.」と聞いてくれたり、簡単な英語に言い換えて教えてくれたりします。
日本語で考えた文をそのまま英語にしようとすると詰まりやすいので、短い単語やジェスチャーで伝えるだけでもOK。「Travel… Japan… food!」のように単語を並べるだけでも、講師は「Oh, you like traveling in Japan and trying local food?」と意味を汲み取ってくれます。
大事なのは、完璧な文を作ろうとしないこと。伝わればOK、伝わらなければ講師が助けてくれる。そのくらいの気持ちで大丈夫です。
沈黙したら気まずい?
沈黙は、講師にとっては日常です。
初心者のレッスンでは、生徒が考え込んで数秒黙る場面は何度もあります。講師はそれに慣れているので、気まずいとは感じていません。日常会話でも相手が考え込むことはありますよね。それと同じです。
むしろ、すぐに答えを求めずに考える時間をくれる講師のほうが多いです。沈黙が長くなったら、講師のほうからヒントを出してくれたり、質問を簡単に言い換えてくれたりします。
それでも沈黙が怖い場合は、「Hmm, let me think…」(うーん、考えさせてください)と言うだけで場がつながります。この一言を覚えておくだけで、沈黙のプレッシャーはかなり減ります。
恥ずかしくなったらどうすればいい?
間違えることや発音がうまくできないことを恥ずかしいと感じるのは自然なことです。
ただ、オンライン英会話は画面の向こうに講師が1人いるだけ。教室のように他の生徒に見られることはありません。間違えても誰にも知られません。
講師も、初心者が間違えるのは当たり前だと分かっています。間違いを笑ったりバカにしたりする講師はいません。もしそういう講師に当たったら、それはその講師が悪いだけなので、次回から別の講師を選べばいいだけです。
それでも抵抗がある場合は、カメラをOFFにしてレッスンを受けるのも一つの方法です。声だけでやり取りするほうが気楽に感じる人は多いです。
日本人講師や初心者向け教材は選べる?
サービスによりますが、日本人講師を選べるサービスもあります。
「いきなり外国人と話すのはハードルが高い」と感じる人は、まず日本人講師でレッスンの流れに慣れてから、外国人講師に切り替えるのもアリです。日本人講師なら、どうしても伝わらないときに日本語で質問できるので、初回の安心感が段違いです。
また、ほとんどのサービスには初心者向けの教材やコースが用意されています。「入門」「初心者」「Beginner」と書かれたレベルを選べば、いきなり難しい内容が出てくることはありません。初心者向け教材は「簡単な英語で答えられる質問」から始まるので、レベルが合わなくて困ることは少ないです。
それでも不安な人は無料体験から始めれば大丈夫
ここまで読んで「理屈は分かったけど、やっぱりまだ不安」という人もいると思います。
大事なのは、いきなり入会する必要はないということです。
ほとんどのオンライン英会話サービスは、無料体験レッスンを用意しています。無料体験なら、合わなければそのままやめるだけ。お金もかかりません。
しかも、1社だけでなく2〜3社の無料体験を順番に試すことで、自分に合うサービスがはっきり見えてきます。1社目がうまくいかなくても、2社目で「こっちのほうが合うかも」と感じることはよくあります。
無料体験を何社試すべきか、どの順番で回ればいいかはこちら⬇︎でまとめています。
最初の一歩は誰でも不安です。でも、無料体験の25分が終わったとき、「意外とできたかも」と感じる人がほとんどです。
まずは1回だけ、試してみてください。