オンライン英会話の教材、種類が多すぎてどれを選べばいいか分からない。
そんな人は、まず自分のレベルを基準に選ぶのが一番シンプルです。
目的別やスキル別の教材もありますが、最初からそこで選ぼうとすると迷いが増えるだけ。
まずはレベルで絞り込めば、自分に合う教材がぐっと見つけやすくなります。
この記事では、初心者〜中級者を対象に、レベル別の教材の選び方と、無料体験で教材の合い方を確認する方法を解説します。
オンライン英会話の教材は「レベル」で選ぶのが基本
多くのオンライン英会話サービスでは、教材がレベル別に分類されています。
「入門」「初級」「中級」「上級」といった区分で分かれているのが一般的で、自分のレベルに合ったカテゴリから選べば、難しすぎる・簡単すぎるというミスマッチを防げます。
「ビジネス英語」「旅行英語」「発音矯正」のように目的別で選ぶ方法もありますが、初心者のうちは目的がはっきりしていないことのほうが多いです。
「なんとなくビジネスで使うかも」くらいの状態で専門教材を選ぶと、レベルが合わずに挫折しやすくなります。
おすすめの順番はこうです。
最初はレベルで絞る → 慣れてきたら目的別に広げる。
まずはレベルに合った基本教材で「英語で話すこと」自体に慣れて、数ヶ月続けて余裕が出てきたら、自分の目的に合った専門教材に切り替える。
この二段階で考えると失敗しにくいです。
逆に言えば、最初の段階で「どの目的別教材がいいだろう」と悩む必要はありません。
レベルが合っている教材を使って話す練習を積むこと自体が、どんな目的にも通じる土台になります。
レベル別・教材の選び方
ここからは、レベルごとにどんな教材を選べばいいかを具体的に解説します。
自分がどのレベルか迷ったら、各セクションの冒頭にある目安を参考にしてください。
まったくの初心者向け
こんな人が対象です: 英語で自己紹介がほぼ出てこない。簡単な質問にもすぐ答えられない。中学英語もあやしい。
このレベルの人は、「入門」「Beginner」「Level 1」と書かれた教材を選んでください。
初心者向け教材の内容は、あいさつ、自己紹介、簡単な質問と答え、日常のよくある場面での短いやり取りが中心です。
たとえば「What’s your hobby?」に対して「I like watching movies.」と答えるような、1問1答のシンプルなやり取りを繰り返す形式が多いです。
1つのレッスンで覚えるフレーズも2〜3個程度なので、負担が少なく続けやすいのが特徴です。
レッスンの進め方も、講師がお手本を見せる→一緒に発音する→質問に答える、という流れが決まっていることがほとんどなので、「次に何をすればいいか分からない」という不安も少ないです。
この段階で大事なのは、教材の内容を完璧に覚えることではなく、英語で声を出すことに慣れること。
講師とのやり取りを通じて「英語で話す感覚」をつかむのが最優先です。
いきなり難しい教材を選ぶ必要はまったくありません。
「簡単すぎるかな?」くらいのレベルからスタートして、物足りなくなったら上げていけば大丈夫です。
むしろ、最初は「できた」という感覚を積み重ねるほうが、続けるモチベーションになります。
基礎はあるけど話せない初中級者向け
こんな人が対象です: 単語や簡単な文は分かる。読めばだいたい理解できる。でも会話になると言葉が出てこない。
このレベルの人に多いのは、「知識はあるけどアウトプットに慣れていない」という状態です。
学校で文法や単語は学んできたけど、それを使って会話する経験がほとんどない。
日本人の英語学習者の中で、一番ボリュームが大きい層でもあります。
教材としては、短いフレーズや文を使って瞬発的に答える練習ができるものが合います。
「日常英会話」「Intermediate」「Level 3〜5」あたりの教材がこのゾーンです。
具体的には、講師が質問を投げかけて、それに対して短い文で答えるタイプの教材が効果的です。
「Do you like cooking?」「What did you do last weekend?」「If you could travel anywhere, where would you go?」のような身近な質問に、考え込まずにパッと答える練習を繰り返すことで、頭の中の英語が口から出やすくなります。
この段階で避けたいのは、いきなり長文を読んでディスカッションするタイプの教材です。
内容は理解できても、それについて意見を述べる瞬発力がまだ足りないので、沈黙が増えて苦しくなります。
また、文法解説が中心の教材もこの段階ではおすすめしません。
知識はすでにある程度あるので、「さらに文法を学ぶ」より「今ある知識を使って話す」練習のほうが、はるかに上達を実感しやすいです。
この段階では、新しい単語や文法を大量に覚えるより、今持っている知識を使って話す練習に集中したほうが伸びを実感しやすいです。
「知っていることを、口から出せるようにする」のが最優先の課題です。
日常会話はできる中級者向け
こんな人が対象です: 基本的なやり取りはできる。日常的な話題なら会話を続けられる。でも表現の幅が狭く、同じ言い回しばかり使ってしまう。
このレベルになると、レベル別の基本教材だけでは物足りなくなってきます。
ここからは、目的別の教材を取り入れるタイミングです。
選択肢としては、ニュース記事を使ったディスカッション教材、ビジネス英語教材、トピック型のフリーディスカッション教材などがあります。
ニュース記事ディスカッションは、最新の記事を読んで内容を要約し、それについて自分の意見を述べる形式です。
「この問題についてどう思うか」「賛成か反対か、理由は何か」といった議論をするので、語彙と表現力を同時に広げられます。
毎回テーマが変わるため飽きにくく、時事的な話題に触れられるのもメリットです。
ビジネス英語教材は、仕事で英語を使う予定がある人に向いています。
メール、電話応対、プレゼン、会議でのやり取りなど場面別に学べるので、実務に直結するスキルが身につきます。
ただし、仕事で英語を使う予定が特にない人は、まだ選ぶ必要はありません。
トピック型ディスカッションは、「AIは人間の仕事を奪うか?」「SNSは社会に良い影響を与えているか?」のようなテーマについて議論する形式です。
自分の考えを英語で組み立てて伝える力が鍛えられます。
この段階で意識したいのは、「正しく話す」から「自然に話す」への移行です。
言いたいことを伝えるだけでなく、より適切な表現や自然な言い回しを身につけることで、会話の質が変わります。
講師に「もっと自然な言い方はありますか?」と聞く習慣をつけると、表現の引き出しが増えていきます。
教材選びで失敗しやすい3つのパターン
教材選びで失敗すると、レッスン自体が苦痛になって続かなくなります。
よくある失敗パターンを知っておくと、それだけで回避できます。
難しすぎる教材を選んで沈黙だらけになる
「少し背伸びしたほうが成長する」と思って難しい教材を選ぶ人がいますが、オンライン英会話ではこれが裏目に出やすいです。
教材が難しすぎると、まず講師の説明が聞き取れません。
教材の英文も理解できないので、質問されても何を答えればいいか分からない。
結果、レッスン中ずっと黙ってしまう状態になります。
講師がフォローしてくれますが、25分間ずっとフォローされ続けるレッスンは精神的にかなりきついです。
これが2〜3回続くと、レッスンを受けること自体が嫌になります。
目安は、教材の内容を読んで7〜8割は理解できるレベル。
残りの2〜3割を講師と一緒に学ぶくらいがちょうどいいバランスです。
迷ったら、簡単なほうを選んでください。
簡単すぎる教材を選んで退屈になる
逆に、不安だからと簡単すぎる教材を選び続けるのも問題です。
「Hello, how are you?」「I’m fine, thank you.」のようなやり取りを何度も繰り返しても、新しいことが学べないので退屈になります。
レッスンを受けている感覚はあるのに上達している実感がない、という状態が続くと、モチベーションが下がります。
「このレッスン、ちょっと退屈だな」「新しく学んだことが特にないな」と2回連続で感じたら、レベルを上げるタイミングです。
多くのサービスではレッスン中でも教材を変更できるので、合わなければ戻せます。気軽に試してみてください。
教材なしのフリートークをいきなり選ぶ
フリートークは、教材を使わずに講師と自由に会話するスタイルです。
一見気楽に見えますが、初心者や初中級者にはかなりハードルが高いです。
教材があればそこに書いてある質問やトピックに沿って話せますが、フリートークでは話題を自分で考える必要があります。
「今日は何を話しましょう?」と聞かれて、英語で話題を提案し、それについて会話を続ける。
文法や語彙の引き出しが少ない段階でこれをやると、話が続かず気まずい沈黙が生まれやすくなります。
フリートークが楽しめるのは、日常会話がある程度スムーズにできるようになってからです。
最初のうちは、教材に沿ったレッスンを選んだほうが確実に力がつきます。
「教材なし」を選ぶのは、教材レッスンで自信がついてからで十分です。
無料体験で教材の合い方を確認する方法
教材が自分に合うかどうかは、説明を読んだだけでは分かりません。
実際にレッスンで使ってみて初めて「合う・合わない」が判断できます。
無料体験は、教材の相性を確かめる絶好の機会です。
体験中と体験後、それぞれで意識するポイントをまとめます。
体験中に見るポイント
レッスン中、以下の点を意識してみてください。
- 教材の内容が理解しやすいか: 教材に書いてある英文を読んで、だいたい意味が分かるか。講師の説明や指示についていけるか。何度も「?」となるようなら、レベルが合っていない可能性が高いです。
- 難しすぎないか: レッスン中に何度も完全に止まってしまう、講師のフォローがないと何もできない状態なら、1つレベルを下げてみてください。
- 簡単すぎないか: 「全部知ってる」「退屈だな」「新しく学ぶことが何もない」と感じたら、レベルを上げるサインです。
- レッスンの進め方が分かりやすいか: 同じレベルの教材でも、サービスによって進め方は違います。講師が丁寧にリードしてくれるか、教材の構成が直感的に分かるかを見てください。
- もう1回やりたいと思えるか: レッスンが終わったときに「次も受けたい」と感じるかどうかは、教材の合い方を測る一番シンプルな基準です。逆に「もういいかな」と思ったなら、教材かサービスのどちらかが合っていない可能性があります。
体験後にメモしておくこと
体験が終わったら、印象が薄れる前に以下をメモしておきましょう。
- 使った教材の名前とレベル
- 難しかったか、簡単だったか、ちょうどよかったか
- 教材の進め方は分かりやすかったか
- 講師のサポートはどうだったか
- 他のサービスと比べてどう感じたか
2〜3社の無料体験では、同じくらいのレベル帯の教材を選んで試すのがコツです。
同じレベルの教材でも、見せ方・進め方・講師のサポートはサービスによってかなり違います。
教材の内容そのものより、「自分にとって学びやすい進め方かどうか」に注目すると、合うサービスが見えてきます。
無料体験を何社試すべきか、どの順番で回ればいいかはこの記事⬇︎でまとめています。
迷ったら、まずは無料体験で試してみる
教材選びに正解はありません。
同じレベルの人でも、合う教材は人によって違います。
大事なのは、頭で考えすぎないこと。
実際にレッスンを受けてみれば、「この教材は分かりやすい」「こっちは難しすぎた」と体感で判断できます。
無料体験なら費用もかかりません。
まずは自分のレベルに合いそうな教材を選んで、1回受けてみてください。
「難しすぎないか」「続けられそうか」——この2つが確認できれば、教材選びは成功です。